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2000年11月19日

ストロボ(真保裕一)


時間というフィルムを巻き戻し、一人の男の人生の光と影をあぶり出していく名編。

これは一人の男を主人公とし、現代(50代)、40代、30代、20代とどんどん過去にさかのぼって、その男の人生を見つめている本です。あたかも写真のフィルムを巻き戻すように、人生を巻き戻し、過去の姿をあぶり出していきます。出会い、別れ、挫折を繰り返し、彼が手にした名声・・・。彼はそれで本当に幸福なのでしょうか? ほろ苦く、切なく、そしてセンチメンタルな気持ちになってきます。読後、心に強く印象が残る作品でした。

ゆこりん : 15:31 | コメント (4) | トラックバック (3) | 作者別・・しんぽゆういち

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トラックバック時刻: 2006年7月 7日 17:36


コメント

こんばんわ^^
私も凄く心に残りましたね~。
まず目次をみて驚きました。
ど、どう読んだらいいんだろう・・・って思いまして^^;
あとがきが良かったです。
それを読んだ事で、尚更この作品を素晴らしく感じました。

投稿者 苗坊 : 2006年6月16日 21:56

>苗坊さん
いつもコメントをありがとうございます。
この本は私の五つ星なんです(*^▽^*)
本当に印象的な作品でした♪

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年6月17日 18:46

ゆこりんさん、こんにちは。
この作品、読みました。
1人の写真家の人生のひとこまひとこまが描かれていて、とても印象的な作品でしたね。

でも、私は最後のあとがきがないほうがいいなぁと思ってしまいました。
ゆこりんさんはいかがでしたか?

投稿者 とまと : 2006年7月 7日 17:37

>とまとさん
留守にしていて返事が遅くなりました。
私も、とても印象的な作品だと思います。
一人の男の人生を鮮やかに描き出していますね♪
この作品、かなり前に読んだのであとがきは
記憶にないんです(^^;す、すみません。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年7月11日 23:53