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2004年5月 9日
生まれる森(島本理生)
「深い森に落とされた私を救ってくれるのは何だろう?」
日常生活の中でのいろいろな人たちとのふれあいを通し、心を再生していく物語。
妊娠、堕胎、好きな人を救えなかった絶望感。ばらばらになった心は日常生活の中で、少しずつジグソーパズルのように組み立てられていく。なぐさめの言葉など必要ない。ただ自分を見つめてくれる人がいればそれでいい。迷い込んだと思った森は、実は自分を再生してくれる森だったのだ。瑞々しい感性で描かれ、読後感もよかった。
ゆこりん : 17:06 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・しまもとりお
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生まれる森
高校3年生の時、予備校でサイトウ先生に出会い、彼の事が好きになった。
しかし、彼には奥さんがいて、別れを告げた。
それから自暴自棄となり... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2006年9月17日 13:56
コメント
こんにちは~
私は「ナラタージュ」よりもこちらの方がすきかもしれません。
サイトウ先生が、葉山先生に比べてはっきりと別れを告げているからかな~とも思います。
じれったさとか、感じませんでしたし^^;
キクちゃん家族も素敵でしたし^m^
投稿者 苗坊 : 2006年9月17日 13:57
>苗坊さん
こんにちは~♪
わたしもこっちの作品のほうが好きです(*^▽^*)
島本さんの持つ感性、いいですよね~♪
投稿者 ゆこりん : 2006年9月18日 11:26