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2004年9月 5日

君の名残を(浅倉卓弥)


平凡な生活をしていたはずなのに・・・。
気がつくとそこは平安時代末期、平氏と源氏の最後の戦いが始まろうとしていた・・・。時のいたずらに翻弄されながら、友恵と武蔵は、愛するものを守るために戦い抜く決意をする。

奇抜なアイディア。「時」が、必要とする人物を過去に送り込む。その運命を受け入れて戦いに身を投じる友恵と武蔵。だがどんなに努力しても、過去の事実が変わることはない。自分の意思で動いているのか?それとも時の流れの中、流されているだけなのか?二人の過酷な運命が読む者をひきつける。そして、二人の役目が終わったとき・・・。読後、余韻が残る作品だった。

ゆこりん : 16:17 | コメント (4) | トラックバック (5) | 作者別・・あ他

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コメント

ゆこりんさん、こんにちは ^^
この本はとても長く感じられて中盤読むのが少々辛かったですが、
ラストに残る余韻は良かったです。

投稿者 tamayuraxx : 2006年5月 7日 15:17

>tamayuraxxさん
こんばんは~♪
この作品、私も長かったな~と思いました(^^;
これだけの長さは必要だったのか・・・。
浅倉さんの作品、私は「雪の夜話」が大好きなんです♪
読んだことありますか?

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年5月 7日 22:45

こんにちは。
こちらにもTBさせていただきました^^
長かったです・・・。
でも、その分とても感動しました。
私、考えが甘いのか最後は2人は帰れると思ってました^^;
義仲と武蔵の最期は、うるうるきちゃいましたね。
よかったです。
私は浅倉さん2冊目です。
あと2冊とも私の手元にあるので、読んでいきます!

投稿者 苗坊 : 2006年6月30日 14:59

>苗坊さん
コメント、ありがとうございます。
ラストは・・・やはり歴史は変えられないという
ことなんでしょうか。二人の運命は涙涙ですね(TT)
あと2冊浅倉さんの作品が?がんばってくださいね~♪

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2006年6月30日 15:09