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2005年5月30日

銭売り賽蔵(山本一力)


公儀が金座後藤家を督励して開所を進める亀戸銭座。銭座請け人、橋本、中西、千田の3人は、深川銭座の行く末を、両替商ではなく、町場の銭売りの賽蔵に託すことを決心する。深川銭座の生き残りをかけた賽蔵の勝負が始まろうとしていた・・・。江戸深川を舞台にした心温まる物語。

作者得意の江戸人情物語。今回の舞台は深川銭座。銭にかける熱い思いを描いている。「困っているときはお互いさま。」この言葉が心地よく響く。支えあって生きていく人々。義理と道理を重んじる世界。当時の暮らしぶりがいきいきと伝わってくる。一人では無力かもしれない。でもみんなが力を合わせれば、困難なことも乗り越えられる。読みながらそう思った。亀戸銭座と深川銭座の勝負の行方は?やはり人情は強かった!

ゆこりん : 13:42 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・やまもといちりき

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コメント

おはようございます!
ゆこりんさん。
この本は途中まで読んで挫折してしまいました。
お金の価値が全然ピンとこなくてですねぇ(汗)
もともと時代小説は苦手ときてるもので・・・
読めなくて残念でした。

投稿者 ゆう : 2005年5月31日 08:35

ゆうさん、こんにちは~♪
わあ、残念です(><)この作品は面白いと思って
読んだのです。
お金の価値は、「そんなものなのか~」くらいの軽い
気持ちで読みました。
私も時代小説は苦手なんだけれど、山本さんの作品は
私に合っているみたいです(^^;

投稿者 ゆこリん : 2005年5月31日 16:20