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2005年10月29日
ノラや(内田百閒)
縁あって飼うことになった猫のノラ。ある日、家を出たきり行方不明になった。「ノラや、お前はどこに行ったんだい?」人目もはばからず慟哭する・・・。作者内田百閒の、猫に対する思いを描いた連作。
大の男が、それもいい年をして、いなくなった猫を思い慟哭する。傍から見ればおかしいと思うかもしれないが、同じ猫好きとしてその気持ちが痛いほど分かる。人目なんか気にしていられない。猫が好きというのはそういうことなのだ。読んでいてもらい泣きしそうになった。猫の描写もきめ細やかで、愛情に満ち溢れている。ノラ、そして次に飼ったクルツ。作者とのほのぼのとしたふれ合いが印象的だった。猫好きの人はぜひどうぞ♪
ゆこりん : 19:57 | コメント (2) | トラックバック (1) | 作者別・・う他
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トラックバック時刻: 2005年10月30日 02:11
コメント
ゆこりんさん、こんにちは!
TBさせていただきましたー。
ほんと読んでるこちらまで泣きそうになりますよね。
私は読み終わったとき、膝の上で寝てた猫を思わずぎゅーっとしてしまい
思い切り嫌がられてしまいました。(笑)
投稿者 四季 : 2005年10月30日 02:14
>四季さん
こんにちは~♪
もうウルウルしながら読みました。
私は猫が大好きなんです。私が生まれたときには
すでに家に猫がいました。
今は家の事情で飼えませんが、たまらなく飼いたく
なりました。四季さんと同じく、もし猫がいたら
ぎゅっと抱きしめちゃったと思います(^^;
投稿者 ゆこりん : 2005年10月30日 13:36