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2006年12月19日
中庭の出来事（恩田陸）
あるホテルの中庭で、脚本家が謎の死を遂げた。毒による死。自殺か他殺か？他殺だとしたら、誰がいったいどうやって毒を彼に飲ませたのか？舞台の幕が今上がった！
誰でも自分を演じている。私自身もそうだろう。時には娘、時には母、そして時には主婦。その時その時、その場に応じた役を演じている。人はだれでも、自分という役を演じる役者なのかもしれない。
この作品、どこまでが芝居で、どこまでが現実か？劇中劇はどこまでなのか？線引きできないほど混沌とした独特の世界がある。一度読んだだけでは絶対に理解することができない。読み進んでは戻り、読み進んでは戻り、何度も繰り返した。読後も、もう一度最初から目を通した。それでも、まだ納得できない部分がある。いったい何度読めば理解できるのか？読めば読むほど混乱するだけなのか？恩田陸の世界は私を魅了する。読むたびに違う顔を見せる不思議な、そして深い作品だった。
ゆこりん : 17:39 | コメント (4) | トラックバック (2) | 作者別・・おんだりく
このリストは、次のエントリーを参照しています: 中庭の出来事（恩田陸）:
» 「中庭の出来事」恩田陸 from Ciel Bleu
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トラックバック時刻: 2006年12月25日 05:18
» 中庭の出来事 恩田陸 from 苗坊の読書日記
中庭の出来事
瀟洒なホテルの中庭。こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2007年3月 8日 10:25
コメント
ゆこりんさん、こんにちは。
TBさせていただきました。
ほんと、翻弄される作品でしたねー。
ゆこりんさんが何度読んでも理解しきれないのであれば
私なんて到底無理です…
でもあの翻弄され具合がとても楽しかったので満足です♪
投稿者 四季 : 2006年12月25日 05:55
＞四季さん
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
＞ゆこりんさんが何度読んでも理解しきれないのであれば
＞私なんて到底無理です…
そんなことないです～（＾＾；私の読解力に問題ありかも
しれませんσ(￣∇￣;) あの翻弄され具合は快感ですよね。
この本はぜひ再読してみたいです。
投稿者 ゆこりん 
: 2006年12月25日 21:53
こんにちは＾＾
凄い作品ですよね。
全部は理解できていないと思いますが＾＾；
引き込まれました。
難しかったですけど、こういう作品は恩田さんにはもっと書いていただきたいですね。
投稿者 苗坊 : 2007年3月 8日 10:27
＞苗坊さん
こんにちは～♪
現実とお芝居の線引きができないですよね。
恩田さんに翻弄されたという感じです。
でも、この世界観は好きです(*^▽^*)
再読したいと思っているのだけれど、
再読しても理解できるかどうか疑問・・（＾＾；
投稿者 ゆこりん : 2007年3月 8日 16:45