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2007年1月29日

銃とチョコレート(乙一)


金持ちの家から、金貨や宝石を盗む怪盗「ゴディバ」。彼は犯行現場にいつも「GODIVA」と書かれたカードを残していった。少年リンツは父からもらった聖書の中に、1枚の地図を発見する。その地図の裏には、ゴディバの残したカードの裏に描かれたのと同じ風車の絵が!彼は探偵ロイズに手紙を出すが・・・。

児童書にしては内容がすごい!正義は正義のまま終わらない。生きるためには何でもあり!?作者の読み手へのメッセージはものすごいインパクトだ。これって本当に児童書なの?と思ってしまう。だが、作者らしいよさが出ていたと思う。既存の児童書にありがちな結末に持っていかないところは、斬新なものさえ感じる。世の中は厳しいんだ。だから自分の手で何とかしなきゃならないことがたくさんある。読んだ人はきっとそう思うだろう。大人でも充分楽しめる作品だった。親子で同じ本を読むのも、いいのではないだろうか。

ゆこりん : 17:42 | コメント (5) | トラックバック (2) | 作者別・・おついち

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コメント

ゆこりんさん☆こんばんは
この本の展開は「連続活劇」って感じで、ワクワク・ドキドキしっぱなしでした。(*^_^*)
「チャーリーとチョコレート工場」とも通じるブラックな感じが大好きです!

投稿者 Roko : 2007年1月29日 23:51

こんにちは~^^TBさせていただきました。
いや~いろんな展開に驚かされました。
流石乙一さんですね。
親子で楽しめる作品だと思います。
でも、本当に挿絵が怖い・・・
夜に読んだので、寝る時に真っ暗なのが怖く感じました^^;

投稿者 苗坊 : 2007年1月30日 10:05

>Rokoさん
こんにちは~。
この作品、意外な展開でした。
「世の中甘くない!」と子供に教えて
いるような・・・(^^;
乙一さんらしいかな~♪

>苗坊さん
TBとコメントありがとうございました。
TB、承認しようと思ったのですが探しても
なくて・・・。届いてないのかな?
せっかくしていただいたのに、申し訳ありませんでした。
ちゃんと届く時もあるんですけど。不思議です。
挿絵は怖かったですね。独特の雰囲気で。
でも、作品に合っていたと思います(*^▽^*)

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年1月30日 16:00

こんにちは。
うちの次男は乙一さん好きなので、一緒に読みました。結構楽しめたみたいです。
挿絵は怖かったです・・・それも乙一さんらしくて面白かったですけど・・。
TBさせていただきました♪

投稿者 EKKO : 2007年2月 1日 07:19

>EKKOさん
こんばんは~。コメントありがとうございます。
TB、反映されていなくて・・・。
申し訳ありません。どういうわけか、反映されるときと
されないときがあるんです。
挿絵、不気味でしたね(^^;
でもまたこういう作品を読みたいです。

投稿者 ゆこりん Author Profile Page : 2007年2月 1日 20:06