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2008年7月25日

4TEEN(石田衣良)


ナオト、ダイ、ジュン、テツローの4人は、14歳で中学2年生。
「病気のこと、恋愛のこと、家族のことなど、いろいろ考えることはあるけれど、4人一緒なら何とかなるさ!」
そんな彼らの、喜び、悲しみ、悩み、苦しみを、あざやかに描いた青春小説。直木賞受賞作品。

「未来がきらきら光り輝いて自分たちを待っている。」そんなふうに考えている時期が誰にでもあると思う。14歳の4人の少年たちも、そんなふうに考えているのではないだろうか。ナオトの病気は深刻なものがあるけれど、彼らはくよくよ考えない。常にまっすぐ前を向いて進んで行こうとしている。その姿は、とても純粋で一途だ。今どきこんな中学生は現実にはいないと思うが、この作品を読んでいると、いたらいいなとか、いてほしいと思ってしまう。読みやすく、さわやかさを感じさせる作品だった。

ゆこりん : 15:45 | コメント (2) | 作者別・・いしだいら


コメント

ゆこりんさん☆こんばんは
何十年か後に「あいつらと一緒にあんなことしたよなぁ!」と思い出せることがあるって、本当に幸せなことですよね。
こういう中学生が本当にいて欲しいなぁと、わたしも思っています。(#^.^#)

投稿者 Roko Author Profile Page : 2008年8月17日 23:29

>Rokoさん
そうそう♪きらきらと輝く思い出、いいですよね。
あとで振り返る瞬間がたまらない!(*^▽^*)
私が14歳のときはどうだったのか?
思い出しながら読みました(*^^)

投稿者 ゆこりん : 2008年8月18日 15:20