老い
振り返ってみれば、もう4年以上もこのページを更新していなかった んですね。その間にいろいろなことがありました。17年間住んだ道東の 街からの転勤、息子の大学院進学、そして義父の死。でも、この4年間で一番 切実に感じたできごとは、私や夫の親の「老い」でした。だれにでもいつかは 来る老い。そうは思っていても、このあまりにも残酷な現実は想像以上でした。
4年前、夫の父や母は元気でした。年はとっても夫婦二人で元気に暮らしていました。 でも、3年位前からだんだんと二人の生活が困難になりました。ヘルパーさんなどに 助けてもらいながらの生活が始まりました。その間にもどんどん老いは進んでいきます。 夫は本当に大変だったと思います。さまざまな、本当にさまざまなことがあった末、 2006年の秋に義父が亡くなりました。それと同時に義母も一人での生活が困難に なりました。昔のことを振り返るのは悲しいことですが、義父や義母が元気で暮らして いた頃のことをいつも考えてしまいます。もう二度と戻らない過去。それを受け 止めなければならないのはつらいです。
私の母は来月で75歳になります。まだまだ元気で気は若いけれど、確実に老いは 進んでいます。いつかは母を介護しなければならないときが来ます。そのとき娘として 何をしてあげられるのか?とても難しい問題です。
                         (2008.6.28)