地団駄を踏む(じだんだをふむ)
怒りもがいて、またくやしがって激しく地面を踏むこと。
地団駄は、地蹈鞴(じたたら)の転。
地蹈鞴とは、足で踏んで空気を送る大きなふいご。
ふいごについては、は行の「ふいご」の項目を見て下さい。
ジャージ
柔らかくて伸縮性のある布地や、その布地で作られた服。
もともとは、イギリスにある「ジャージー島」(Jersey)の
漁民が着る毛織のセーターのことだった。
ジャンボ
超大型のもののこと。
もともとは19世紀中頃、ロンドンの動物園で大人気だった
アフリカ象の名前。そのあまりの大きさに、巨大なものを
ジャンボと呼ぶようになった。
白房・白総(しろぶさ)
相撲で、土俵の吊り屋根の南西隅に垂らす白色の房。
秋と白虎を表す。
スカイスクレィパ−(skyscraper)
高層ビルのこと。
直訳すると「空をこするもの」の意味。あまりの高さでビルが
空をこすっているように見えることから、この名前がついた。
スチュワ−デス
旅客機などで乗客にサ−ビスをする女性乗務員。
スチュワ−デスの男性形はスチュワ−ド。スチュワ−ドの
語源は古代英語の「stiweard(豚小屋の番人)」。
「豚小屋(sting)」と「守る人(weard)」が複合した言葉。
スチュワ−デスは、「スチュワ−ド」に女性名詞の語尾に
つける「ess」をつけたもの。
昔は、家畜を管理するのは非常に重要な仕事だったので、
それがやがて「主人の世話をする者」、「給仕係」の意味に
変わり、現在のスチュワ−ド、スチュワ−デスになっていった。
スニ−カ−
上部が布製で、底がゴム製の運動靴。
英語では”sneaker”というが、この”sneak”には「こそこそ
歩く」「こっそり盗む」という意味がある。
スニ−カ−は靴底がゴムで、音を立てずにこっそり歩くことが
できるので、こう名づけられた。
千六本
中国の「千蘿蔔」(せんろふ・・大根を細長く刻んだもの)の転。
「蘿蔔」(ろふ)は大根の意味。大根などを千切りにすること。
漱石枕流(そうせきちんりゅう)
こじつけて言いのがれること。負けおしみの強いこと。
晋の孫楚が、「石に枕し流れに漱ぐ(くちすすぐ)」と言うべき
ところを、「石に漱ぎ流れに枕す」と言い誤り、「石に漱ぐ」とは
歯を磨くこと、「流れに枕す」とは耳を洗うことと強弁した故事
からきた。
夏目漱石の雅号はこの故事からとったもの。