*2000年*

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★ 五つ星・・おすすめ♪  四つ星・・面白い  三つ星・・まあまあ  二つ星・・いまいち  一つ星・・論外 ★


  生き上手死に上手  遠藤周作  ☆☆☆☆☆
人はいかに生きて、いかに死ぬべきか。生と死を見つめ た作者のひとつひとつの言葉は、強く胸に響く。


  運命  藤原てい  ☆☆☆☆
藤原ていさんの心温まるエッセイ集。


  霞町物語  浅田次郎  ☆☆☆☆
あの町で僕らは確かに輝かしい青春を生きた。 著者が自身の世代を初めて綴る感動の連作集。


  蒲生邸事件  宮部みゆき  ☆☆☆☆☆
突如ホテル火災に見舞われた受験生、孝史。彼は時間 旅行の能力を持つ男に救出されたが、そこはなんと、 昭和11年。今まさに二.二六事件が起きようとしている 東京だった!日本SF大賞受賞作品。


  カラダに聞いた15の話  永井明  ☆☆☆
「臓器移植」にまつわる悲喜こもごもを、軽快なタッチで 綴った、ユニ−クで不思議な医学フィクション。


  消え去りゆく物語  北杜夫  ☆☆☆
とても不思議な話を集めた短編集。


  奇跡の人  真保裕一  ☆☆☆☆
交通事故に遭い一命をとりとめた克己。しかし彼は 記憶を全く失っていた。過去を探す旅に出た彼を待ち 受けていたのは、残酷な事実だった・・・


  グリ−ンマイル(全6巻)  スティ−ヴン・キング  ☆☆☆
時は1932年、舞台はある刑務所。この刑務所で死刑囚 が電気いすにたどりつくまでに歩く通路は通称「グリ−ン マイル」と呼ばれていた。ここで起こった驚くべき出来事 とは?


  クリスマスに少女は還る  キャロル・オコンネル  ☆☆☆☆☆
クリスマスを控えた町から二人の少女が姿を消した。 誘拐か?それを捜査するのは15年前に双子の妹を 殺された若き刑事だった・・・彼の胸にその時の悪夢が よみがえる。


  検死解剖  トーマス野口  ☆☆
さまざまな遺体の検死を担当した著者が、独自の視点 から変死体の謎に迫る。


  腰折れの話  江藤淳  ☆☆☆
江藤淳のエッセイ。 このエッセイの前半と後半で内容が少し違うのは、作者が 大病をして中断したためである。このとき作者は、健康の ありがたみをしみじみかみしめていた。この何年か後に 自ら命を絶とうとは、思いも寄らぬことであった。


  サイレント・ナイト  高野裕美子  ☆☆☆☆
ジャンボ機は炎上し、想いは遂げられたのだろうか? 夜の闇よりも濃い、この慟哭を聞け。 第三回日本ミステリ−文学大賞新人賞受賞作品。


  聖(さとし)の青春  大崎善生  ☆☆☆☆☆
天才棋士と言われながら、若くして世を去った一人の 青年の生涯を追う。


  舌づけ  菊地秀行他7名  ☆☆☆
サイコ、怪奇、幻想・・・ 精神の微妙なズレから幻想世界まで、8人の実力者が 紡ぐ真の恐怖とは?


  死にたもう母  出久根達郎  ☆☆☆
年老いた母の介護、そして死。母を温かく見守る作者に ほのぼのとした気持ちになる。


  小説 太宰治  檀一雄  ☆☆☆
親友檀一雄が、生身の人間としての「太宰治」を語る。 そこには作品の中には現れてこない太宰がいる。


  「少年A」この子を生んで・・・  「少年A」の父母  ☆☆☆
日本中に衝撃を与えた少年「酒鬼薔薇聖斗」。彼の母が 初めて明かす少年の生い立ち、事件直後逮捕される前の 彼のようすなど、親の目で語られている。


  スキップ  北村薫  ☆☆☆☆
ある日突然17歳の真理子は、心は17歳のままで42歳 へとスキップしてしまう。とまどう彼女の前に現れたのは、 夫と17歳の娘だった。


  ストロボ  真保裕一  ☆☆☆☆☆
時間というフィルムを巻き戻し、一人の男の人生の光と 影をあぶり出していく名編。


  生命科学者ノ−ト  中村桂子  ☆☆☆
生命科学者という立場から、日常を見つめたエッセイ。


  千羽鶴  川端康成  ☆☆
川端康成の短編集。


  漱石とその時代1〜4  江藤淳  ☆☆☆☆
漱石研究第一人者と言われた著者が語る、漱石の伝記。


  存在の耐えられない軽さ  ミラン・クンデラ  ☆☆☆
ドン.ファンで優秀な外科医トマ−シュと田舎娘テレザ、 奔放な画家サビナが辿る、愛の悲劇。究極の恋愛小説。


  タ−ン  北村薫  ☆☆☆☆
交通事故をきっかけに、同じ日を延々と繰り返すことに なる真希。タ−ン、タ−ン。私はずっとこのまま?


  大火砕流に消ゆ  江川紹子  ☆☆☆☆
雲仙普賢岳で起きた大規模な火砕流。多くの人々が犠牲 になったこの出来事を、検証する。


  太陽の子  灰谷健次郎  ☆☆☆☆
ふうちゃんは神戸生まれの女の子。彼女のお父さん、 お母さんは沖縄出身。やがて、ふうちゃんのお父さんは 心の病気で苦しむことになる。ふうちゃんは病気の原因が 「沖縄と戦争」にあることに気づき始める・・・


  だから、あなたも生きぬいて  大平光代  ☆☆☆☆☆
いじめ、自殺未遂・・・人生に絶望していた著者がそこから 立ち上がり、弁護士になっていく姿を描いた作品。


  追悼の達人  嵐山光三郎  ☆☆☆☆☆
著名な作家が亡くなると、人はどういう追悼文を書くの だろうか? ホンネが見える追悼文の数々は、とても興味深い。


  Dr.ノムラの痛快ペット治療術  野村潤一郎  ☆☆☆
テレビでおなじみの動物のお医者さん野村医師と、動物 たちの物語。


  はじめてのホ−ムペ−ジ〜HTML入門  森健二  ☆☆☆☆☆
ホ−ム−ペ−ジの作り方がとてもていねいにやさしく書か れている。この本一冊あれば、ホ−ムペジも楽々。


  ハンニバル(上)(下)  トマス・ハリス  ☆☆☆
FBI捜査官クラリスは、麻薬組織との銃撃戦において 窮地に立たされていた。そこに届いた一通の手紙。 それは元精神科医で、殺人鬼のレクタ−からのもの だった。


  被差別部落の青春  角岡伸彦  ☆☆☆☆
タブ−を越えしなやかな感性で「差別、被差別」の現在を 直視する全く新しいルポルタ−ジュ。


  羊たちの沈黙  トマス・ハリス  ☆☆☆
連続殺人犯をとらえるため新しく任命された女性訓練生 スタ−リング。彼女は、9人の患者を殺害して収監されて いる元精神科医レクタ−の示唆をもとに、見えざる殺人 犯の影に迫る・・・


  火花ー北条民雄の生涯  高山文彦  ☆☆☆☆☆
不治の病と言われた「ハンセン氏病」に罹りながら、最後 まで書き続けた北条民雄。彼の生き様を描く、心に残る 作品。


  瀕死の白鳥〜エリアナ・バブロバの生涯〜  大野芳(かおる)  ☆☆☆
ロシア革命期、日本に亡命した悲劇のバレリ−ナの生涯 を描く。彼女が日本のバレ−界に果たした功績はとても 大きい。


  二人がここにいる不思議  レイ・ブラッドベリ  ☆☆☆☆
「たんぽぽのお酒」で有名なレイ・ブラッドベリの短編集。 この本がアメリカで出版されたのは、彼が60代後半 だった。じんわりいい話が23編おさめられている。


  ペスト  カミュ  ☆☆☆
アルジェリアのオラン市にペストが流行したという想定の もとに、人間を絶滅させる悪との闘争を、寓意的に描く 長編。


  ホワイトアウト  真保裕一  ☆☆☆☆
巨大ダムを占拠した武装グル−プに、荒れ狂う吹雪を ついて一人の男が敢然と立ち上がる。 アクションサスペンスの最高峰。


  藪の中・将軍  芥川龍之介  ☆☆
短編集。テ−マ、スタイルに多彩を示す大正10年の作品を 収録。


  ゆりかごの死  乳幼児突然死症候群〜「SIDS」の光と影
                       阿部寿美代  ☆☆☆☆
乳幼児の突然死の問題を取り上げた作品。 子供を実際に亡くした人たちの話、訴訟問題にまで なっている保育所での突然死など、さまざまな角度から この問題について調べ、語っている。


  レッド・ドラゴン(上・下)  トマス・ハリス  ☆☆
連続一家殺人事件。殺人は残酷な方法で行われていた。 殺人鬼と捜査官の人知と尽くした対決を描く傑作サイコ・ サスペンス。


  倫敦赤毛布見物(ロンドンパンパン)  出久根達郎  ☆☆☆
稀代の名随筆家が文豪漱石の留学生活に迫る異色の ロンドン紀行。